実家に眠る未使用の引き出物・贈答品、どう減らす?売る・譲る・処分の見分け方
押し入れの奥から次々に出てくる、箱のままの食器やタオル、洗剤の詰め合わせ。「新品だからもったいない」で止まってしまう贈答品を、3つの箱に分けて手早く減らす方法と、売れるもの・値がつきにくいものの見分け方をまとめました。

実家の片付けを進めていくと、押し入れや納戸の奥から、箱に入ったままの食器やタオル、洗剤の詰め合わせが次々に出てきます。引き出物、香典返し、お中元やお歳暮。どれも一度も使われないまま、包装紙のままそこにあります。
「新品なのだから、捨てるのはもったいない」——この気持ちがあるせいで、贈答品の山は最後まで残ります。ここでは、売る・譲る・処分の見分け方と、手を止めずに進めるための順番をまとめます。
なぜ贈答品だけが残るのか
理由ははっきりしています。使う予定がないのに、価値がゼロではないからです。衣類や書類のように割り切れず、かといって使う場面もない。判断に体力を使うので、後回しにされて奥へ奥へと押し込まれていきます。
だからこそ、一つひとつ悩まないことが大事です。先に分け方を決めてしまい、その基準に当てはめるだけにします。
まず、3つの箱に分ける
- ①使う——自宅で本当に使うもの。「いつか使うかも」は入れない
- ②売る・譲る——未開封で、箱と説明書がそろっているもの
- ③処分——箱が傷んでいる、変色している、期限が切れているもの
迷ったものは②に入れておき、あとで見積もりに出した結果で決めます。片付けの当日に「これは売れるだろうか」と考え込まないための逃げ道です。
売れるもの、値がつきにくいもの
比較的売りやすいもの
- ブランドの食器・カトラリー(箱と保証書があるもの)
- 未開封の南部鉄器・漆器・木製品などの工芸品
- 商品券・ビール券・図書カードなどの金券類
- 未使用のブランドタオルで、変色していないもの
値がつきにくいもの
- ノーブランドの食器セット、来客用の湯呑みや大皿
- 洗剤・石けんの詰め合わせ(劣化しやすく、買取の対象外が多い)
- 箱がつぶれている、日焼けして色が変わっているもの
- 賞味期限が切れている食品類
金額は品物と店によって大きく変わるので、相場を調べるより「まとめて査定に出す」ほうが早いです。1点ずつ売ろうとすると、手間のわりに戻ってきません。
譲る・寄付するという選択肢
売れなくても、必要としている先はあります。
- 未開封で賞味期限に余裕のある食品は、フードバンクや地域の子ども食堂で受け付けていることがあります(受け入れ条件は団体ごとに違うので、持ち込む前に必ず確認を)
- タオルや石けんは、地域の福祉施設・動物保護団体などで使われる場合があります
- 親族や近所で使ってくれる方がいれば、それが一番早い
ただし、引き取り先探しに時間をかけすぎないこと。片付けには期限があります。数日探して見つからなければ、処分に回して先へ進むと決めておくほうが、結局は最後まで終わります。
処分するときに気をつけること
贈答品は、中身によって分別が分かれます。ひと箱にまとめて出せないのが厄介なところです。
- 陶器・ガラスの食器——多くの自治体で不燃ごみ。割れ物として包んで出す
- 洗剤・シャンプー——中身は使い切るか、新聞紙などに吸わせて処理し、容器は資材の区分へ
- 包装紙・化粧箱——紙資源に出せることが多い。金銀の箔や樹脂加工のものは対象外の場合あり
- 缶詰・瓶詰——中身を出してから容器を分別
量が多いと、指定袋に入れて何度も出すより、自治体の処理施設へ直接持ち込むほうが安く早く終わることがあります。持ち込みの可否と料金は自治体で違うので、事前に確認してください。
親が元気なうちなら、聞き方に一手間
親が同席している片付けでは、贈答品はとくに衝突が起きやすい品目です。「使ってないんだから捨てよう」は、贈ってくれた人を否定されたように受け取られます。
効きやすいのは、物ではなく場所の話にすることです。「この押し入れを空けたい」「ここに布団を入れたい」と目的を先に置くと、中身の要不要は本人から出てきます。それでも動かない品は、無理に決めず次回に回して構いません。
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本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療・法律・税務・不動産取引などの個別の判断に関する助言ではありません。制度・費用は地域や時期により異なります。実際のご判断は、自治体および各分野の専門家にご相談ください。