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片付け・整理

実家の片付けで残るエアコンや照明、どこまで外す?取り外しの費用と判断の目安

実家の片付けが進むと最後に残るのが、エアコンや照明、カーテンレールといった建物に取り付けられた物。外すか残すかは家をこの先どうするかで決まります。判断の順番と専門業者が要るもの、費用の目安をまとめました。

家の中の物を運び出し終えて、がらんとした部屋を見渡したときに残っているのが、エアコン、シーリングライト、カーテンレール、物置、テレビアンテナといった「建物に取り付けられた物」です。家具や家電のように運び出せば終わり、というわけにいかず、外すには工具や資格が必要なものも混ざっています。

ここでつまずくと、片付けが終わったつもりで数週間止まってしまうことがあります。判断の順番と、専門の業者に頼んだほうがよいものを整理しておきます。

まず決めるのは「この家をこの先どうするか」

外すかどうかは、物そのものではなく家の行き先で決まります。

  • 解体する…取り付けられた物はまとめて解体工事に含まれるのが一般的です。先に自分たちで外すと、かえって手間と費用が増えることがあります。まずは解体業者に「どこまで残していいか」を確認してから動きます。
  • 現況のまま売る…買主が使う可能性のある設備は、残したほうが喜ばれる場合もあれば、撤去を求められる場合もあります。仲介会社に相談し、契約時の付帯設備の取り決めで、どれを残すかを決めます。
  • 貸す…エアコンや照明を残すと建物の設備として扱われ、その後の故障時に貸主が対応する立場になることがあります。残す・撤去するの線引きは、管理を頼む会社と先に決めておくと後が楽です。
  • しばらく空き家のまま持つ…急いで外す必要はありません。ただし給湯器の水抜きなど、放置で傷むものだけは手当てをしておきます。

「とりあえず全部外す」は、実はいちばん高くつきやすい選択です。

専門の業者に頼んだほうがよいもの

エアコン

室内機と室外機は配管でつながっていて、中には冷媒ガスが入っています。適切な手順を踏まずに外すとガスが大気に放出されてしまうため、エアコンの取り外しは専門の業者に頼むのが基本です。取り外した本体は家電リサイクル法の対象で、処分にはリサイクル料金と収集運搬費がかかります。

ガス機器・給湯器

給湯器やガスコンロ、ガスファンヒーターの接続部分を、慣れていない人が触るのは避けます。ガス会社か設備業者に頼み、閉栓の手続きと合わせて相談すると一度で済みます。

照明器具

天井の引掛シーリングに差し込むタイプは、スイッチを切れば自分で外せます。一方、直接配線されているタイプ(ダウンライト、台所の直付け照明、屋外灯など)を外すには電気工事士の資格が必要です。器具を少し下げて天井から配線が出てきたら、そこで手を止めて相談します。

テレビアンテナ・物置

屋根の上のアンテナは高所作業になります。自分で登らず、電気工事店やアンテナ工事の業者へ。物置は、基礎に固定されている場合は解体と処分がセットになります。中身を空にしてから見積もりを頼むと話が早いです。

自分たちで外せるもの

  • カーテン、カーテンレール(ビス留めのもの)
  • 突っ張り棒、後付けのラックやフック
  • 引掛シーリングの照明、ペンダントライト
  • 温水洗浄便座(止水栓を閉めてから。中に水が残るので受け皿を用意)
  • 網戸、すだれ、後付けの棚

外した後には、ビス穴や壁紙の日焼け跡が残ります。売却を考えている家なら、その状態も含めて一度不動産会社に見てもらってから、外すかどうかを決めると安心です。

費用の目安

地域や台数、建物の状況で大きく変わりますが、依頼するときの感覚として。

  • エアコンの取り外し:1台あたり数千円〜1万円台が目安。処分まで頼む場合はリサイクル料金と運搬費が加算されます
  • 照明器具の撤去・交換(電気工事):出張費込みで数千円〜が目安。台数をまとめると1台あたりは下がりやすいです
  • テレビアンテナの撤去:1万円台〜数万円が目安。高所作業や足場の要否で差が出ます
  • 物置の解体・処分:大きさや設置状況によって1万円台〜数万円が目安

1つずつ別々に頼むと、そのたびに出張費がかかります。片付け業者や解体業者に「これとこれをまとめて」と伝えて一括で見積もりを取るほうが、合計は下がりやすいです。金額だけでなく、処分費が含まれているか、追加費用が出る条件は何かを、見積書で確かめておきます。

外す前にやっておくと後が楽なこと

  • 部屋ごとに写真を撮っておく。どこに何が付いていたかの記録になり、見積もりを頼むときにも使えます
  • エアコンの型番と製造年を控えておく。処分の見積もりが早く出ます
  • 電気・ガス・水道を止める日と、取り外し工事の日の順番を確認する
  • きょうだいや親族に「これは外す/これは残す」を先に共有しておく
現場から一言:意外と多いのが、先に電気やガスを止めてしまって工事ができず、仕切り直しになるケースです。取り外しの予定が全部終わってから止める、この順番だけ守ると余計な出直しがなくなります。
記載した金額はいずれも目安です。地域・建物の状況・依頼先によって変わりますので、実際の費用は複数社から見積もりを取って比較してください。家電リサイクル法の対象品目やリサイクル料金は、一般財団法人 家電製品協会や各メーカーの案内で確認できます。電気工事に資格が必要な範囲、粗大ごみの出し方や持ち込みの可否は、実家のある自治体の窓口・ホームページでご確認ください。

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本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療・法律・税務・不動産取引などの個別の判断に関する助言ではありません。制度・費用は地域や時期により異なります。実際のご判断は、自治体および各分野の専門家にご相談ください。