親のスマホ活用サポートと、ネット詐欺への対策
親がスマホを使えると連絡や見守りに便利。一方で詐欺サイトのリスクも。無理なく覚えてもらう使い方サポートと、詐欺・課金トラブルの対策をまとめました。

親のスマホは「見守りの味方」にも「不安の種」にもなる
親がスマホやネットを使えると、連絡もビデオ通話も便利になります。一方で、詐欺サイトや不審なメッセージのリスクも。使い方サポートと安全対策をセットで考えましょう。
使い方サポートのコツ
- よく使う機能に絞って、大きな文字・簡単設定に
- 手順は紙に書く/一緒にやって覚えてもらう
- ビデオ通話は見守りにもなり、覚える動機にも
詐欺・トラブル対策
- 「当選」「未払い」等の不審な通知は開かない約束
- アプリの購入・課金は家族に相談
- 迷惑メール対策や、必要ならフィルタ設定
覚えてもらう機能は、3つまで
スマホのサポートで失敗するのは、教えることが多すぎるときです。一度に全部教えると、どれも身につきません。まず3つに絞ってください。
- 電話をかける・受ける──よく使う相手をホーム画面に置く
- 写真を撮る・送る──孫の写真が届くと、続ける動機になります
- ビデオ通話──顔を見られるので、見守りとしても効きます
この3つが定着してから、地図やニュースを足していきます。「使えるようになった」という成功体験が先で、機能を増やすのは後です。
設定でできること
| 設定 | 効果 |
|---|---|
| 文字を大きくする | 読めないと、そもそも使いません |
| 「かんたんモード」にする | アイコンが大きく、機能が絞られる |
| よく使う相手をホーム画面に | 連絡先を探す手間がなくなる |
| アプリの購入・課金にパスワードをかける | 意図しない課金を防げる |
| 迷惑電話・迷惑メッセージのフィルタ | キャリアの無料サービスがあります |
| 通知を減らす | 通知が多いと、大事なものを見落とします |
| 緊急連絡先を登録 | 倒れたときに、他人でも家族に連絡できます |
設定は、帰省したときに家族がやってしまうのが早道です。「自分でやってみて」は、この段階では逆効果になります。
手順は紙に書いて渡してください。画面の写真を印刷して、順番に番号を振るのがいちばん分かりやすい形です。電話で口頭で説明するのは、お互いに疲れます。
詐欺の見分け方は、覚えなくていい
手口は次々に変わるので、一つひとつ覚えてもらうのは無理です。行動のルールを1つだけ決めるほうが確実です。
「お金の話が出たら、必ず私に電話する」
これだけで、被害のほとんどは防げます。細かい判断は家族がすればよいので、親には「相談する」という行動だけ覚えてもらいます。
そのうえで、よくある手口を家族が知っておいてください。
| 手口 | 特徴 |
|---|---|
| 「ウイルスに感染しました」の警告 | 警告音が鳴り、電話番号が表示される。すべて偽物 |
| 「料金未納」のメッセージ | 宅配、通販、通信会社をかたる。リンクを開かせる |
| 「当選しました」 | 個人情報を入力させる |
| 電子マネーでの支払い要求 | コンビニでカードを買わせる。正規の請求では絶対にない |
| SNSでの投資・もうけ話 | 親しくなってから誘う |
| 偽の通販サイト | 極端に安い。振込先が個人名義 |
電子マネーやギフトカードでの支払いを求められたら、100%詐欺です。この1点だけは、親にも伝えておいてください。役所も、警察も、通信会社も、コンビニのカードで支払えとは言いません。
被害に気づいたら
- それ以上、相手と連絡を取らない(折り返しに出ない)
- 支払ってしまった場合は、カード会社・銀行・電子マネー発行会社へすぐ連絡
- 消費者ホットライン 188に相談
- 脅されている場合は警察相談専用電話 #9110
- やり取りの画面、レシート、振込先の記録は消さずに残す
親は「怒られる」と思って隠します。責めないことが、次の被害を防ぎます。「言ってくれてよかった」から始めてください。
よくある質問
Q. ガラケーのままではだめですか
だめではありません。ただ、通話しかできないと、写真の共有や見守りアプリが使えません。無理に変える必要はありませんが、本人が興味を持ったときが替えどきです。
Q. 遠くから設定を手伝えますか
画面を共有できるアプリがありますが、詐欺にも使われる手口なので、家族以外には絶対に許可しないよう伝えてください。
Q. 電話での詐欺も心配です
訪問販売や電話勧誘は、また別の対策が要ります。→ 高齢の親の詐欺・訪問販売対策、家族ができること
Q. 見守りアプリは入れたほうがよいですか
本人が納得していれば有効です。無断で入れると、信頼を失います。→ 見守りカメラ、親に嫌がられない伝え方・置き方
実際に動くときの相談先
記事を読んで「うちの場合はどうするか」まで進むと、次は実務の相談先が必要になります。実家ノートを運営しているエムズグループでは、愛知・岐阜・三重で次のサービスを行っています。
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どちらに頼めばよいか決まっていない段階でも構いません。エムズグループの相談窓口で内容を伺い、担当をご案内します。
本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療・法律・税務・不動産取引などの個別の判断に関する助言ではありません。制度・費用は地域や時期により異なります。実際のご判断は、自治体および各分野の専門家にご相談ください。