実家ノートJikka Note
見守り・介護準備

親の入院時に家族がやること・持っていくもの

親の入院は突然やってきます。入院手続きや連絡、留守宅の管理など家族がやることと、保険証・着替え・入れ歯など持ち物を、慌てないようにまとめました。

入院は突然。「やること・持ち物」を知っておく

親が急に入院すると、家族はやることに追われます。あらかじめ流れと持ち物を知っておくと、慌てず動けます。

家族がやること

  • 入院手続き(保証人・同意書など)
  • かかりつけ医・お薬手帳の情報を病院に伝える
  • 職場や親族への連絡、必要なら介護の相談
  • 留守宅の管理(戸締まり・生もの・郵便)

持っていくもの

  • 健康保険証・診察券・お薬手帳・現金
  • 着替え・タオル・洗面用具・スリッパ
  • 入れ歯・メガネ・補聴器など本人の必需品
現場から一言:入れ歯やメガネ、補聴器は本人の生活に直結しますが、忘れられがち。持ち物リストを一枚作っておくと、いざというとき家族みんなで動けます。

入院当日から数日の流れ

連絡を受けてから落ち着くまでの流れを知っておくと、優先順位を間違えません。

時期 やること
連絡を受けた直後 病院名・病棟・担当医を確認。面会時間と持ち物の指定を聞く
当日 入院手続き(保証人欄・同意書)。保険証、診察券、お薬手帳、現金を届ける
1〜2日目 実家の戸締まり、生ものの処分、郵便・新聞の対応。職場と親族へ連絡
3日目以降 入院期間の見込みを医師に確認。長引きそうなら介護の相談を始める
退院が見えたら 自宅に戻れる状態か、住まいの手直しが要るかを相談

ここで急いでほしいのが実家の生ものです。冷蔵庫の中身、流しに残った食器、炊飯器のごはん。入院が1週間を超えると、においと虫の被害になります。鍵を預かって、早い段階で一度入っておいてください。

持ち物は「本人の体の一部」から

着替えやタオルは病院の売店でも買えますが、次のものは代わりがききません。

  • 入れ歯と洗浄用のケース──無いと食事が進まず、体力が落ちます
  • メガネ──予備があれば予備も。無いと転倒の危険が上がります
  • 補聴器と替えの電池──説明が聞こえないと、本人の不安が一気に増します
  • お薬手帳と、いま飲んでいる薬の実物──飲み合わせの確認に使われます
  • 杖・歩行器──病院で借りられることもあるので、事前に確認を

その上で、あると助かるのが次のものです。

  • ふた付きのコップ、吸い飲み/ティッシュ/ウェットティッシュ
  • 前開きのパジャマ(点滴があると、かぶりの服は着替えにくい)
  • 滑りにくい、かかとのある靴(スリッパは転倒しやすい)
  • イヤホン、テレビカード用の小銭
  • 連絡先を書いたメモ(本人が携帯を使えない場合)

お金と手続きで、後から効いてくること

  1. 限度額適用認定証──医療費の窓口負担を、最初から上限までにできます。加入している健康保険(後期高齢者医療広域連合、市区町村など)に申請します。マイナ保険証を利用する場合は、提示だけで済むこともあります
  2. 高額療養費制度──上の申請が間に合わなくても、後から払い戻しを受けられます
  3. 領収書はすべて保管──医療費控除に使えます
  4. 民間の医療保険──入院給付金の請求に、診断書が必要なことがあります。退院前に手配すると二度手間になりません
  5. 介護保険の申請──退院後に介護が必要そうなら、入院中から動けます。認定まで1か月前後かかります

5番目が特に大事です。「退院してから考える」では間に合いません。入院中に地域包括支援センターへ相談しておくと、退院日にサービスが始められます。

よくある質問

Q. 保証人を頼める人がいません
病院に事情を伝えてください。保証人がいなくても入院を断らない運用をしている病院が多く、身元保証のサービスを紹介してもらえることもあります。

Q. 遠方で毎日は行けません
毎日行く必要はありません。医師の説明を受ける日を1日決めて、そこに合わせて帰省するほうが有効です。病棟の看護師に電話で様子を聞くこともできます。

Q. 実家の郵便や公共料金はどうすればよいですか
入院が長引きそうなら、郵便の一時預かりや転送を検討してください。→ 親の入院・入所で家が空く前にやっておくこと

Q. 退院後、自宅で暮らせるか不安です
退院前に、病院と相談する場(退院前カンファレンス)を設けてもらえます。→ 親の退院が決まったけど自宅で大丈夫?

あわせて読みたい:かかりつけ医・お薬手帳・緊急連絡先を家族で共有する方法介護でかかるお金の全体像

入院時の手続きや必要書類は病院で異なります。費用や制度は病院の相談窓口(医療ソーシャルワーカー)にご相談ください。

実際に動くときの相談先

記事を読んで「うちの場合はどうするか」まで進むと、次は実務の相談先が必要になります。実家ノートを運営しているエムズグループでは、愛知・岐阜・三重で次のサービスを行っています。

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本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療・法律・税務・不動産取引などの個別の判断に関する助言ではありません。制度・費用は地域や時期により異なります。実際のご判断は、自治体および各分野の専門家にご相談ください。